「Teamsってチャットのアプリだよね?」
―そう思っている人、意外と多いんじゃないでしょうか。
私もOutlookがメール、Excelが表計算、Wordが文章に特化しているように
Teamsは単にチャット用のアプリだと思っていました。
ついでに会議までできるし、便利だなぁ…くらいで。
でも、Teamsのメニューから他の色々なアプリを取り込めることをみて
気が付きました。
「あれ?これって、“仕事のすべて”がTeamsでできるのでは…?」
Microsoftのねらい:Teamsを“仕事の出発点”に
あとから知ったのですが、
これは偶然ではなくて、Microsoftの明確な戦略でした。
かつて、仕事に使うアプリはバラバラで、
Outlook、OneDrive、SharePoint、Forms…それぞれ別々に使っていました。
でもMicrosoftは、こう考えたようです。
💡「人がアプリを行き来するのではなく、アプリを“Teamsという場所”に集めよう」
つまり、Teamsを“仕事の玄関口(ハブ)”にすることで、 あらゆる業務をそこから始められるようにしようという試みだったんです。
多機能だからこそ「使いづらい」と感じることもある
でも、いざTeamsを使ってみると…
「どこで何をしていたのか、わからなくなった」
「開いたファイルを探すのに、また元の場所に戻る必要がある」
「次のアプリを開いたら、さっきの画面が消えてしまった」
…こんなふうに感じたこと、ありませんか?
これは、Teamsの中でいろんな機能やアプリが“ひとつの窓”に詰め込まれているため、
画面遷移が多く、操作に迷いやすいことが大きな原因です。
実際、Teams内でFormsやPlannerなどを開くと、
まるで“Teams内のミニブラウザ”のような狭い領域に表示されてしまいます。
そのまま作業しようとすると視界が狭く、情報の見通しが悪くなりがちです。
それって、電子レンジや炊飯器が
“多機能すぎて逆に不便”になる感じに、ちょっと似ていると思いました。
便利にするための機能なのに、
“しくみがわからないと逆に混乱する”ことってあるんですよね。
本当は“情報がつながっている”のが強み
でも、ここがTeamsのすごいところでもあります。
OutlookやSharePoint、Planner、Formsなど――
それぞれバラバラだった業務アプリが、Teamsの中にまとまっていることで、
情報の連携がスムーズになっています。
たとえば:
-
チャネルの中から、SharePointのドキュメントにすぐアクセスできる
-
タスク管理はPlannerで、メンバーに割り振りもできる
-
アンケートはForms、集計結果はExcelで確認
-
すべての流れを、Teamsの中で確認・管理できる
Microsoftは、こうした**「仕事の動線を1つに集める」**という思想をもとに、
“Teamsをハブにする”設計を進めてきたんですね。
「知らなかった」で損してた。ITリテラシーは“得するチカラ”
Teamsは、ただのチャットツールではありません。
でも、ただ多機能なだけでは、使いやすいとは言えません。
仕組みを知り、使い方を工夫すること――
それが、この“多機能ツール”を本当の意味で「仕事のハブ」にするカギかもしれません。
💬 ITリテラシーって、「全部の機能を使いこなす」ことではありません。
「しくみを知って、自分で選べるようになる」ことが、“得するチカラ”になるんです。
メールもチャットも、それぞれに良さがある
Teamsのチャット機能は確かにスピーディで便利です。
でも、私は**メールのBCC機能のような“内緒で情報共有できる機能も便利に感じています。
- 📩 メール → 記録を残す、丁寧なやりとりに向く
- 💬 チャット → カジュアルで即時性が高い、でも情報が流れやすい
「どっちが上」ではなく、「何に使うか」で選ぶ」
それが、今の時代の使い分けのコツなのかもしれません。
“つなぐ”設計と、“分断”されがちな現場
MicrosoftがTeamsを”ハブ”にすることで
「点での仕事を面につなげようとした」発想に、心から感心しています。
仕事だって、個々の動きが“点”のままでは大きなことは成しえません。
情報が整理され、チームで同じ方向を向いてこそ、はじめて“面”になる。
でも――
📌 所詮、ツールを使うのは“人間”です。
今の50代が中心の現場で、
「すべてをTeamsで完結させる」働き方が定着するには、
まだもう少し時間がかかるかもしれません(…あと20年後はわかりませんが笑)
仕組みを知って、自分で選べる人でありたい
📌 Teamsは仕事の”ハブ”になるかどうかは、使い手次第。
Microsoftはその土台を用意したけれど、活かすかどうかは現場に委ねられている。
そして私は、
特化アプリを知っておく → ハイブリッドで使いこなす
というスタイルが、現実的で“ちょうどいいDX”だと思っています。
結局、
「知らずに使う」のと、「知っていて選ぶ」のでは、大きな差がある。
私は、ツールに流されるのではなく、ツールを選ぶ人でいたい。
そのためにも、「知ること」は何よりの武器になると信じています。